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2006.07.28

トンネルで泡盛を熟成

なんだか、おもしろそうな取り組みです。

沖縄で、国道トンネル開通によって使われなくなった旧トンネルを利用して、泡盛を熟成させる貯蔵庫にしてしまおうというプロジェクトが進行中らしいのです。
そう言われてみれば、トンネルの中は”夏涼しく、冬でも寒くない”という、酒類を貯蔵するにはもってこいの環境ですよね。

それにもまして、使われなくなったとトンネルを再利用するという考えが気に入ってしまいました。
車で走ってると、たまに見かけます。
立派な道路の脇に、残骸みたいに取り残されてるトンネル。
もったいないと思ってました。
他にも、こんな再生プロジェクトが盛り上がってくるといいですね。


記事の原文はこちら・・・

国道トンネルで泡盛を熟成、沖縄でユニーク酒蔵計画

閉鎖された沖縄県国頭村与那の国道58号線旧与那トンネル(全長約160メートル)を、湿度や温度を一定に保てる泡盛の酒蔵として再利用するユニークな計画が、同村と同県名護市の酒造会社の間で進んでいる。
酒造会社によると、トンネルの構造をそのまま生かし、泡盛を熟成させてつくる「古酒」の貯蔵庫にする計画。
出入り口を扉で覆って温度を一定に保ち、庫内に設置した棚に貯蔵たるを並べる。すでに壁面の強度調査を行い、安全性に問題はなかったという。
同トンネルは1995年、隣に新与那トンネルが開通したのに伴い、閉鎖された。
酒造会社の趣旨に賛同した村は、国から管理権を移す手続きを進めており、「酒蔵の見学利用など新たな観光拠点にしたい」と、“酒造トンネル”構想の実現に期待を寄せている。

[読売新聞社:2006年07月28日 13時36分]

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2006.07.23

脱「原色」 ファーストフード

最近、ファストフード店の色使いが変わってきたという記事からです。

朝日新聞06.07.22夕刊の記事によると、
「派手な原色が売り物だったファストフード店の看板が、落ち着いた色づかいに変わってきた。・・・・・業界として成熟期を迎え、従来の「明るく楽しい」路線を維持しつつも、高級感や上質感にも重点を置き始めている。」
ということです。

従来、チェーン店は”どこにあってもわかる”ということに重点を置いて、統一したデザインの店を全国各地に出店してきました。しかし、それは悪く言えば、周辺の環境に配慮していないということだったと思います。
”日本全国どこへ行っても、郊外のロードサイドは同じ風景になってしまった”という悪弊は周知の事実だと思います。

ただ、ここへきてのファストフード店の路線転換。
”もう、十分、店は覚えてもらった”ということもあるのでしょうが、消費者のニーズが多様化してきているぶん、立地条件に合わせた店舗デザインというのも重要な要素となってきているのでしょうね。

なにはともあれ、質の高いデザインが増える事は好ましいことですね。
なかには、頑張りが空回りになってるのもあるような感じもしますが・・・。


とりあえず、asahi.comに同じ内容の記事がありましたので転載しておきます。

脱「原色」 ファーストフード 2006年07月23日

<店改装で高級・上質感演出>

●緑や茶 装飾に
遠くからでもすぐに目につく赤や黄色……。派手な原色が売り物だったファストフード店の看板が、落ち着いた色づかいに変わってきた。目指すは、客層や景観に合わせた個性的な店づくり。業界として成熟期を迎え、従来の「明るく楽しい」路線を維持しつつも、高級感や上質感にも重点を置き始めている。(横田千里)

【ミスド】 ミスタードーナツ西尾店(愛知県西尾市)は今年3月、改装オープンした。オレンジと黄色のラインに白いロゴの看板は、茶色地に朱色と様変わりした。内装の色づかいも上質感あふれるものになった。
家族でよく訪れるという近くの主婦(33)は、「以前の派手な感じと違って雰囲気が落ち着いた」と好印象だ。
こうしたタイプが登場したのは2年前。札幌市北区の麻生店を皮切りに、現在、全国約1300店のうち、37店に導入された。
きっかけは、03年に実施した顧客調査だ。顧客の持つイメージは「アットホーム」。イメージを生かし、幅広い年齢層にアピールするためには、「金太郎アメ」ではなく立地や客層に合わせた店舗開発が必要だった。
店舗開発室の浦井繁・1級建築士は「中心はファミリー層や主婦層で、20代の女性には物足りない面もあった。同時に40代以上にも抵抗をなくしてほしい。必要なのは上質感だった」。
新型店の導入は今年度から本格化し、新規店や改装店は順次、新型に変える。ただ、すべてを変えるかどうかは未定。郊外や地方では、従来の方が親しみを持たれる場合もあるからだという。
久野信太朗・店舗開発室長は「地域やお客様に合ったもの、求められるものを提供していく。さらに新しいタイプも出てくるかもしれない」と話している。

【マック】 真っ赤な地に「ゴールデンアーチ」と称されるMマークと、「マクドナルドハンバーガー」の文字。ひときわ目に付く看板が変わり始めたのは、ここ数年のことだ。
赤と黄以外の色づかいや英文字のロゴが増え、象徴の「M」がすぐには見あたらない店もある。外壁や内装も大きく変わった。
「内装だけを見れば、マクドナルドなのかカフェなのか分からない店も増えた」(同社コミュニケーション部)
牛海綿状脳症(BSE)問題の影響などによる業績悪化を受け、03年からは新規出店を抑制し、改装や引っ越しなど既存店重視へ方針転換。新しい店舗デザイン作りにも着手し、04年夏までに五つのデザインが練り上げられた。
05年度、初めてデザインのマニュアルを冊子にまとめた。新しいデザインに基づく同年度の改装・新規開店は約300店。改装した約75%の店で売り上げが伸びた。
斎藤明弘・設計管理部長は「もうマクドナルドを認知してもらおうという時代ではない。デザインは固定せず、常に新鮮であり続けるようにしたい」と話す。

【モス】 赤を主体としたモスバーガーの看板が、最初に緑に変わったのは04年2月。この「緑モス」は今年3月末までに、全店の約半数の740店に広がった。5年で全店が緑モスとなる予定だ。
「カフェやレストランという感じ。派手じゃなくてかわいい」。名古屋市内の緑モスを訪れたフリーターの女性(27)は、ファストフードらしくないところが気に入っているという。
創業以来、モスバーガーは素材選びや注文後生産で他社と一線を画してきた。「レストラン並みのサービスと商品を、ファストフードの仕組みで提供する」という考えの中で緑モスは生まれた。
従来の「赤モス」には、「街にとけ込んでいない」という指摘もあった。緑色は「安心・安全・環境」を象徴。店の基準にも「禁煙か完全分煙」「男女トイレ分離」「原則25坪以上か40席以上」などの項目が並ぶ。
「目立たなくなったのでは?」という声に、後藤賢一広報室長は「目立つことが第一ではない。街にとけ込み、心の安らぎを感じてもらうことを優先したい」と言う。

<「若い人がおしゃれと感じ 年配者も落ち着ける場所」>

●マーケティングコンサルタント・西川りゅうじん氏
カフェチェーンなど「おしゃれな」ライバルが増え、一方では消費者に健康志向や環境志向も強まっている。ファストフード業界が、目立つことよりも緑や茶といったまさに「自然の色」を重視するようになったことには、その影響も大きいのではないか。「若い人がおしゃれと感じ、かつ年配者も落ち着ける場所」へのイメージチェンジをしなければ、従来の店舗や商品に飽きている消費者の気持ちはつかめないだろう。

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2006.07.22

愉しき家

愛知県美術館の企画展です。

愉しき家

会期:2006年8月4日(金)-10月1日(日)
会場:愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
開館時間:10:00-18:00 金曜日は20:00まで
休館日:毎週月曜日
観覧料:一般/1000円、高校・大学生/700円、小・中学生/無料

興味のある方はどうぞ。


レビューはこんな感じ。

「家」のかたちやイメージは、20世紀以降の絵画や彫刻、写真などの表現にしばしば登場します。「家」の外観はさまざまであっても、壁と屋根で囲われ、窓や扉の開口部のみ外側とつながる室内は、子どもにとっても大人にとっても私的で特別な場所です。本展では、絵画、彫刻、映像、建築などの分野で国内外で活躍する17人の作家の「家」をテーマにした作品を紹介します。現代人にとって「家」とは何かを改めて問いかけつつ、展示室内を訪ね歩きながら、愉しもうとするものです。
新作(東恩納、森北、中尾、西野、やなぎ)を含む、インスタレーション2件、立体23件、絵画11点、素描5点、写真33点、映像3点の、約80点の作品でさまざまなメディアとスケールで構成されます。

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2006.07.21

旧耐震基準のマンション、改修費補助を2倍に

国交省が、旧耐震基準の分譲マンションの、補強工事改修費の補助率の上限を引き上げる方針を固めたそうです。
現行の15.2%から33%へ、約2倍の引き上げになるそうです。
耐震化のひとつのネックは、やはり金銭的な問題ということになるでしょうから、よいことなのでしょう。

ただ、旧耐震基準の年代の老朽マンションの場合、新しい物件に比べて、より経済的余裕のない人が多く居住していることや、賃貸比率が高くなっている点などもあるかと思うので、一筋縄では、いかないような気もします。

建物をストックとして考えた時に、現在の住宅政策が社会全体のためになっているのか、検証するべき時がきているのではないでしょうか?


以下、引用記事です。

□□□□□
旧耐震基準のマンション、改修費補助を2倍に 国交省 -asahi.com-
2006年07月20日23時00分

国土交通省は20日、現行の耐震基準を満たさない分譲マンションの補強工事促進に向けて、改修費の補助率の上限を約33%と現行の約2倍に引き上げる方針を固めた。補助制度を05年度に設けたが、多額の費用負担に尻込みする居住者が多く、改修のめどがなかなか立たないためだ。国交省は07年度予算の概算要求に反映させる。
中古マンションの改修費は1戸あたり300万~400万円が相場とされるが、実現には区分所有法の規定で通常、居住者の4分の3以上の賛成が必要だ。耐震改修の補助率の上限が国・地方合わせて15.2%となっている現行制度のもとでは、これを利用した分譲マンションの改修実績が全国で数棟にとどまっている。
81年から適用されている現行の耐震基準は、震度6強から震度7程度の大規模地震でも倒壊などの被害が生じないことが前提条件。国の推計では、現行基準を下回る住宅は全体の25%にあたる1150万戸。そのうちマンションなど共同住宅は150万戸にのぼる。
政府は2015年までに現基準を満たす住宅の割合を90%に高める方針を打ち出している。だが、分譲マンションの耐震改修に補助制度を設けている市町村が1割に満たないなど、行政側の対応の遅れが目立っている。

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2006.07.20

COR GERMAN MODERN

国際デザインセンター(名古屋)で、こんな催しがあるそうです。

COR GERMAN MODERN ソファにおける機能とデザイン

会期=2006年8月2日(水)~7日(月)◎会期中無休
時間=11:00~19:30(8月4日(金)・7日(月)は17:00まで)
会場=国際デザインセンター4階・デザインギャラリーtel052-265-2106◎入場無料

レビューを引用すると・・・
『優れたデザインセンスと機能性から世界のトップブランドとして確固たる地位を築いているドイツの最高級ソファブランド「COR(コア)」が、名古屋初登場。永く使うことが環境保護につながるという考えの元にソファの中身の耐久性の追求を物づくりの基礎として取り組んでいる。同社の製品は、デザインのよさは勿論のこと、現在では希少な最高級の素材、マイスターの知恵と技術を惜しみなく用いることによってのみ実現できる最高品質を前提としたもの。本展は、1963年の発表後40年以上経った今もなお進化し続けている世界初のシステムソファ「CONSETA」をはじめ、数々のデザインアオードを受賞した作品を、見て・触って・座って、実際に体験できる貴重な6日間。』
ということです。

興味のある方は、どうぞ。

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2006.07.17

竜ヶ岩洞

そういえば、旅行・地域というカテゴリーもあったのだと思い出しまして・・・。

昨日、浜松市引佐町の竜ヶ岩洞というところへ行ってきました。
(僕の実家がある町と同じく、最近浜松市と合併したのですが、なんか浜松市という響きに馴染めません・・・)

身近な観光地というと、なんとなく自分の中でチープなイメージが出来上がってしまっているのですが、実際行ってみるとなかなかたいしたもの。
あれだけの鍾乳洞、なかなかそこら辺にはないんじゃないでしょうか。
話によると、洞内は一年中18℃なんだとか。
これからの季節にもってこいの観光スポットですね。

ただ・・・。
洞窟の出口に、”買っていけ"といわんばかりのみやげ物売り場が。
商売も大事ですが、もうすこし、鍾乳洞の余韻に浸れる”間”というものがあったほうが、良い印象を持って帰ることができるような気がしてならないのですが・・・。

060716_10260001

携帯でとったので、なんかよく解かりませんが、鍾乳石です。
大きなホールのような空間がないので、通路を歩いて回るといった感じですが、洞内には滝などもあって、見所たくさんあります。
いろんな鍾乳石を見ることが出来るので、神秘の世界を堪能できますよ。

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2006.07.13

中川運河 水面から再発見

asahi.comの愛知版に、”「中川運河 水面から再発見」夏休みツアー”という記事が載っていました。


名古屋では現在、”堀川”の再生が盛んに進められていますが、こちら中川運河は、あまり表舞台に名前があがってくることがない存在になってしまっているような感じがします。
僕個人的には、なかなかおもしろい風景が点在すると感じるのですが・・・。
古いものは”ボロく”見えてしまうのかなあ。なんて考えてしまったりすると切ない感じもします。

僕としては、市南部を流れる、これらの運河や河川などは、今後の名古屋のまちを構成していく重要な要素なのではないかと思っているので、再生事業が市民レベルまで浸透していってほしいものだと思います。


以下に、記事の内容を紹介しておきます。

□□□□□
名古屋市内を流れる「中川運河」の再生を目指し、NPO法人「伊勢湾フォーラム」が、夏休みを利用して小中学生とその親を対象にした水質調査と船上体験ツアーを開く。かつては鉄道と港を結ぶ貨物船の輸送路として栄えたが、時代の流れでその役目を終え、いまは生活排水などによる水質の悪化が目立つ。同フォーラムは「市民の憩いの場として復活させたい」という。(松永佳伸)
中川運河は、名古屋駅南の笹島船だまりから名古屋港までの約8キロを流れる。大正末期から昭和初期にかけて整備され、当時は「東洋一の大運河」と呼ばれて東海地方の産業発展に大きく貢献した。
また、中川運河と堀川の水位が違うため、パナマ運河と同じ原理を用い、接続部に松重閘門(こうもん)という水門をつくり、船の往来を可能にした。
しかし、貨物のコンテナ化や陸上交通網の整備により、65年ごろをピークに船舶の利用が激減。貨物船が行き交った運河沿いには、今も工場や倉庫などがみられ、その面影が残っている。
同フォーラムは04年2月、伊勢湾や名古屋港を舞台に仕事をしていた人たちで結成。水辺の環境浄化や市民の憩いの場づくりを進めている。堀川と並ぶ貴重なウオーターフロントの中川運河が、市民から忘れ去られていることに心を痛め、再生に乗り出すことに。
水質調査と船上体験ツアーは、市の「なごや環境大学」にも組み込まれていて、25~28日と、8月21~24日の計8日開く。同会のメンバーが講師役を務め、船上から中川口閘門や頭上すれすれの橋の下など、日頃は見ることができない異空間を体験。また、水の透明度や水質の悪さを示す化学的酸素要求量(COD)、pH値などを測定する。夏休みの課題研究などに利用してもらい、再生への機運を高めたい考えだ。
同会は「水面のごみや水の濁り、野鳥などを観察することで運河の現状を把握し、将来の再生に役立てていきたい」と期待し、今後も水質の浄化活動などを展開していくつもりだ。
市は、笹島地区の区画整理事業の中で、中川運河の船だまりを「親水・都市防災ゾーン」と位置づける。公園や水質浄化施設、水上交通乗り場のほか、東海地震などの大規模災害に備え、帰宅困難者に対応した機能も整備するという。
水質調査と船上体験ツアーは毎回、午前10時から約2時間で参加無料。1回の定員は16人。申し込みと問い合わせは同会(052・951・4882)へ。

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2006.07.12

自分でできる事は自分で

家をつくるときに、気になるのが予算。
でも、こだわりのあるところは譲りたくない。
そんな悩みって、どこかででてくるんじゃないかと思います。


予算は限られているけど、既製品ばかり使って、他の家と代わり映えしないのも、なんか切ないもの。
そういった場合には、僕は「できるところは自分でつくってみたらどうですか?」と提案してみたりしている。
ただ、つくる自身の、手先の器用さというのが出来上がりに反映してくるので、なかなかそこまで踏み込んでくる人もいないのですが・・・。


20060712

このお客さんなんですが、建売住宅を買ったが、せめて家の外回りはちょっとこだわりたいということで依頼がありました。
設計事務所にしてはちょっと変わった部類の依頼なのでしょうけど、僕の事務所はどちらかというと建物の外のほうに重心を置いているので、こういう仕事は結構おもしろい。

で、いろいろ検討していくのですが、小規模工事なので、通常の住宅設計するよりもさらに予算が厳しい。
ただ、すべて既製品というのもやはり切ない。
お客さんも器用そうなので、鉄骨だけ専門業者さんにつくってもらって、木の造作材は自分で施工することにしたのです。

紆余曲折を経ながら、出来上がった自転車置場ですが、素人仕事には見えないでしょ。

自転車置場の(写真の)右側の鉄骨には、これから、お子さん用のブランコを作るとのこと。
そういうことができるのが、自分で考え、自分でつくることの良さなんじゃないかと思います。


プロの知識にサポートしてもらいながら、自分だけのものを自分で作る。
そういうつくり方をする人が増えていくと、素敵だと思います。

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2006.07.11

小さな家の生活日記

なかなか文章を書くのが下手なので、自分の思っていることを書き込むというところまでたどり着けないことが多いのですが、asahi.comに、大平一枝さんという方が“路地”についてのコラムを書かれていたのを目にしたのです。
僕の、日頃感じていることに近い気もするので、ちょっと紹介させていただきたくなってしまいました。
興味のある方は、ご一読を。


□□□□
今の家の前面は路地になっていて、同じ学校に通う異年齢の子供たちが数人いるので、誰かの声がすると、我が家の子らは鉄砲玉のように家を飛び出していく。こちらに越してから、やけに土日の自分の読書量が増えたなと思ったら、子供たちが日がな一日外で遊んでいるので、手持ちぶさたになってしまったせいらしい。
今までは、上の子は同じマンションに同い年の子がいたのでどちらかの家で遊んでいたが、下の子は、遊び相手がいない。まだ小さいこともあり、土日は家族で買い物や公園に行くことが多かった。つまり、無意識のうちに子供中心、悪く言えば子供に振り回される休日でもあった(それが苦痛に感じることは一度もなかったが)。
ところが、子供が家の前の路地で遊ぶようになって、思いがけず自分の時間をもてるようになった。また、多少の泣き声や言い争いも放っておけるようにもなった。公園で遊ばせていた頃は、大人みんなが我が子に目を向けているから、少しでもトラブルがあると飛んでいって親が謝り合う、という不自然な光景がよくみられた。もちろん私も、「こんなのへんだな」とこころの中で思いつつ、謝っていたひとりである。
路地とは、子供の気配を感じながらも、子供の社会に子供を委ねられる貴重な空間だ。大人は介入しないが、なんとなくきこえる声や気配で、路地を囲む家々が路地で遊ぶ子「みんな」を静かに見守る。「みんな」というのがポイントで、けして「自分の子」だけを注視するのではない。「ガチャーン」と何かが割れる音がすれば、近所の大人が誰か出てきて、その場に合った対処をする。
そうやって子供は子供なりに社会性をつけていく。べったり大人と子供が一緒にいる休日は、ある意味ゆがんでいたのかもしれないと、ついこの間までの自分を振り返って思う。
それもこれも、子供が子供同士の裁量で仕切ることができる路地という遊び場を得たからこその発見である。
巨大な駐車場付きの大きなショッピングセンターに行って、ゲームコーナーで遊んだり、いろとりどりのアイスクリームを食べたりするのも一興。だが、子供が安心して遊べる路地の一つもあれば、そんなおぜんだてされたレジャーという名の消費をしないですむ。
いよいよ「子育てによい環境」という言葉の真意を、私たちは新たに定義しなおさなければならないときにきているような気がする。もはや、緑や公園や学校や病院や、セキュリティーの充実した住宅がそれではない。
深夜までへそピアスの若者でごったがえし、ライブハウスと居酒屋と芝居小屋が混じりあうおよそ「子育てに適した環境」からかけ離れたイメージの東京・下北沢に暮らしながら、私は日一日と、確信にも似た思いを強めている。共同性のある地域。横につながりあうことを歴史として持っている地域こそが、子を持つ親にとって大きな支えになる、と。
□□□□


原文はこちら。
Asahi.com 小さな家の生活日記“暮らしのノイズ2

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2006.07.10

エリートは建築界を救えるのか

僕は実際にこの記事を見てないので、お恥ずかしいことなのですが、“日々喜怒哀楽”さんに、一級建築士の資格についての見直し案のエントリーがあったので、遅ればせながら・・・。


この記事によると、一級建築士資格の見直し案として、免許取得に当たっての実務修習(インターン)の制度化、受験資格の最終学歴の見直し、一定期間ごとの講習の義務付け、既存有資格者に対する知識の崔考査などが検討されているらしい。

これらの見直し案について、僕の個人的な意見を言わせてもらえば“お笑い種”である。
今回の耐震偽装事件は、建築士の技量の問題ではなく、モラルの問題であると思う。
モラルの問題というのは、資格試験を難しくすれば無くなるというものではなく、社会に対する責任感、仕事に対するプライドといったものを持てる環境を整備しなければ改善されないものだと思う。

国交省は今回の対策で、エリートしか資格を持てないようになるので、当然建築士の資質も向上するとでも考えているのだろうか?
僕にはそれ以上に問題のほうが多いように見えてならない。


まず、実務修習について。
受験をする段階で、すでに実務経験を義務付けられているのに、どうして実務修習なんてものが必要なのか?
逆に、実務経験以上の高度な実務を要求されるとすれば、それを受け入れる機関がどれほど存在するのか?
そんなことをするよりも、有名無実化している受験時の実務経験の審査をもっと厳格にするべきではないのか?

次に、これらのことを実施した後に、建築士の社会的な地位が向上するという担保が何も示されていないということ。
今回の耐震偽装事件の背景には、建築設計実務の重層化、設計施工の分離が明確に制度化されていないといった問題があると思う。
そのために、構造などの専門技術者は常に下請けという立場で、設計に対する何の権利もなければ、なんの義務も負わないという、非常にまずい環境を作り上げていたのではないだろうか?
高度に、専門化した現在の設計において、意匠の設計者が構造や設備の専門的な内容まで、すべて把握して指摘するのはまず無理は話なのではないだろうか?僕の個人的な意見では、意匠の設計者がそんなところまですべて責任を負うべく内容を精査していたら、肝心の意匠の設計が中途半端になってしまうという、本末転倒なことになってしなうのではないかと思う。
僕には、設計において、構造技術者、設備技術者等の専門技術者にも、相応の立場と責任を負わせる仕組みをつくることが重要なのではないかと感じる。
また、政治的な思惑でねじまげられている、設計と施工の未分離という問題を解決するべきである。


今回の耐震偽装事件でも、この業界を悪くしている元凶までは、メスが入らなかった。(と感じる。)
業界の膿を出し切らないままに、資格試験を難しくしたところで、結局、その分のコストを負担するのは最終消費者である国民である。

建築に対する問題を減らすことを真剣に考えているなら、自民党に献金をしている企業は救われるというような風潮を、まず“ぶっ壊す”べきである。

また、国交省や行政は、今回の耐震偽装事件が起きるまで、違法建築に対してどのような対応をしてきたのか?
“何もしてもなかったではないか。”
悪徳業者にしてみれば、まさに“やり得”という状況を作っていたのは、国交省であり行政である。

その当事者たち(国交省・行政・自民党)は、今回の事件を何か反省したのか?
僕は、こいつらに法を遵守する気持ちを植えつけない限りは、資格試験をいくら難しくしたところで、ただの“いやがらせ”で終わるとしか思えないのです。

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2006.07.07

竹富島で

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プライベートの旅行で竹富島へ行ってきました。

竹富島は、石垣島から高速船で10分ほど。
サンゴ礁と赤瓦の集落が美しい島で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

この竹富島、以前は集落内の道路が舗装されていたのですが、現在は一部の道路を除いてアスファルトを撤去し、白砂を敷き詰めた道路になっています。
サンゴ石(勝手にそう呼んでいる)を積み上げた塀とともに、魅力的な風景を作り出しています。

ただ、舗装してない道路に自動車が入り込んでくるため、穴だらけになってしまうんだとか・・・。
そこで、現在、集落内の道路はすべてアスファルトを剥がしてしまうとともに、自動車は基本的に外周道路を走らせて、集落内は歩行者専用の空間にする計画が進んでいるのだそうです。

なんか、ますます魅力的な島になりそうですね。
まちをつくっていくのって、そこに住む人たちの意識というのが一番大事なのではないでしょうか。


話は変わりますが、昼間の竹富島は日帰り観光客が多すぎて、その雰囲気もイマイチ。(島のためには観光客が多いに越した事はないのかもしれませんが・・・)
是非、島に宿泊して、夕方以降や朝の雰囲気を味わいたいものです。

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